初めての体外受精、D12(生理12日目)に指定の時間に点鼻薬(ブセレキュア)をするように言われていましたが、やや失敗気味で、心配しながら迎えた採卵日。

私は、採卵日、夫は採精日です。

体外受精の場合、男性は当日、男性自身でで採精することになります。

自宅採精と病院採精の精子への影響

自宅で採精して精子を持参するか、病院の採精室で採精するかになります。

自宅採精の場合、病院へ運んでいるうちに、精子が弱ってしまったりするのではないかと心配になりますよね。

気になったので、先生に聞いてみました。

先生の回答は、「自宅採精の場合、4時間以内なら、運動率などは問題はありません。」とおっしゃてました。

4時間以内でしたら、自宅採精して病院に持ち込んでも良かったですが、採卵後、病院で採精するほうが、より運動率が良い状態で提出できる気がするので、仕事を調整できたら、病院での採精にするということにしました。

ただ、説明を受けたときは、夫が仕事を調整できるわからなかったので、念のため自宅採精用の容器をもらいました。

当日、都合が付いたので、今回は一緒に病院へ行きました。

ちなみに、クリニックで採精をする場合、男性は採精室にこもって採精することになります。

病院によっては、特別に採精室を用意されていないところもあり、トイレで採精のところもあるので、事前に確認しておいた方が良いです。

病院の採精室には、いろいろと採精に役立つエログッツが用意されているそうです。

もちろん、採精中のプライバシーは守られますが、病院の採精室では、採精しづらいという方もいます。

仕事などの事情で自宅採精を選択される方もいますが、ストレスなく採精できるというメリットから自宅採精にする方もいます。

自宅採精の場合は、どんな風に持ち運ぶのかと言うと、もらった病院の説明書きには、次のように書いてありました。

  • 雑菌がはいらないように採精前に手洗いをして下さい。
  • 採精後、容器にシール(採精日時や氏名を書くシール)を貼って下さい。
  • 持参するときは、人肌に温めて冷やさないようにして持参して下さい。

体外受精では、病院採精をしましたが、人工授精のときは、自宅採精したものを病院へ提出しました。

人工授精をした病院では、持ち運びについては、指示はなかったので、なるべく冷やさないようにタオルで巻いて持っていきました。

「人肌に温めて」ですが、容器の大きさによっては、持ち運びが難しいかもしれません。

かといって、ホッカイロなどで温めてしまうと、精子は死んでしまうので、やめたほうがよいです。

D14採卵日当日の流れ

私が経験した採卵日当日の流れを簡単に言うと、「個室で検査着に着替え待機→手術室で採卵→個室で横になって安静→着替える→待合室で待機→診察室で採卵結果と止血の確認→培養士から卵子と精子の状態を聞く→会計」といった流れでした。

私が採卵した時間は午前中で、まだ、診察時間前でした。

採卵前の診察時に言われていた採卵日の注意点は4つ。

  • 朝食は、2時間前までに軽めの朝食ですませて下さい。
  • 病院に到着後は、食事、水はとらないでください。
  • 化粧は薄化粧(顔色が分かるように)で来院して下さい。
  • 今周期は、性行為は控えて下さい。

大事な日なので、いつもより早めに病院へ行きました。夫婦が1組、女性1人で来られている方が2,3人いました。

開院前なので、待っていた方は、人工授精か体外受精の方でしょう。

当日の流れは、私の採卵後、夫が別室で採精という流れでした。

回復室で患者衣に着替えて待機

受付を済ませてから1時間後に、採卵のため、リカバリールーム(ベットのある部屋)に呼ばれました。

部屋に通されると、ベッドの上に、着替え(浴衣型の患者衣)が用意されていて、着替えて順番を待つことになりました。

病院によっては、ナプキンを持参してくださいというところもあるみたいですが、私が通っていたクリニックでは、着替えと一緒に用意されていました。

クリニックのリカバリールームは、数部屋あって、隣り合わせになっていました。(天井近くは空いているもののちゃんと別室になっているので、隣にどんな人がいるのかは見えません。)

ロッカーを閉める音や、スリッパの音や、サワサワした音が聞こえてきたので、待っていた他の方も、順々に不妊治療を受けるのだというのが分かりました。

採卵前に、排尿を済ませるように言われました。

他の方から呼ばれていたので、しばらく待機の時間がありました。

痛いのかなという不安と、排卵済みだったらどうしよう、採卵はどんな感じなんだろうなどと緊張しながら、あれこれ考えていました。

この日は、3番目に番号を呼ばれました。

採卵時のオペ室の様子

呼ばれて、手術室の前で、看護師さんに名前の確認をされました。

また、名前、生年月日を、自分でも言わされました。

取り違いなどの間違えが起こらないように、十分配慮されているのが伝わってきて安心しました。

処置室は薄暗かったので、緊張感が増しました。案内された手術台に横になるように言われました。

横になった後、足受けに足を載せて、足を広げる体勢で待機しました。

普通の人なら、なんてことのない体勢だと思いますが、体が硬いので、ちょっと辛かったです。

周りからは、器具がカチャカチャいう冷たい音が聞こえてきました。緊張していたのと、薄暗かったので周りは良く見えませんでした。

看護師さんと思われるスタッフの方数名がいました。横になると、顔の横にモニターが用意されていました。

初めての採卵は腕の良いドクターだった

しばらくすると、先生が入ってこられ、顔の横に立ち挨拶されました。

初めての採卵は、院長先生が担当でした。噂では、院長先生は採卵がとても上手だと聞いていたので、心の中でガッツポーズをとりました。

診察では、いろいろな先生にあたりましたが、やはり院長先生が、話も上手で最も信頼できる先生でした。

採卵が院長先生でホッとしました。

モニターには、卵胞が映し出され、採卵針を刺して採卵する様子を見ることができました。

看護師と思われる方が、モニターを指さしながら採卵の状況を解説してくれました。

体外受精は卵巣に針を刺して採卵する

体外受精の採卵は、卵巣に針を刺して採卵します。

卵巣の中に卵胞があり、その中に卵胞液で守られた状態で卵子があります。

採卵は、卵巣に針を刺して、卵胞内の卵胞液を吸い取ることで、その中の卵子を採卵するのです。

卵胞液を吸い取った後、ちゃんと卵子があるか確認します。

卵胞の中に卵子がない場合を「空胞」といいますが、空胞だった場合は、採卵ができません。

卵巣に針を刺すなんて、想像するとゾッとしますよね。

私は、不妊治療をするまで、手術というものをしたことがありませんでした。

今まで、骨折したり、怪我をして縫ったりしたこともないので、あんなところに針を刺すなんて!といった恐怖感しかありませんでした。

人工授精は経験済みでしたが、針とか刺さなかったですから。

想像すると、採卵直前まで、採卵したくないって思っていましたが、背に腹は代えられないです。

それに、出産の痛みに比べれば、大したことないはず、妊娠・出産を望む人間がこのくらいで怖がってどうする!と鼓舞しました。

モニターで確認したとき、排卵済みじゃなくてホッとしたけど、大丈夫かなって不安でした。

採卵の痛みは怯えるほど痛いものではなかった

結論からいうと、1回目の採卵は、痛くはなかったです!

採卵の痛みの感じを表現するなら、「鈍い痛み」。

針を刺すので、チクっと痛いかと聞かれれば、そうかもしれないなという程度。

針は、皮膚に刺されたら痛い!って感じですが、お腹の中なので、「鈍い痛み」、「ズーンとする重い感じの痛み」と言う感じです。

採卵は2回経験しましたが、先生によっても痛みの度合いが違います。

上記に表現した痛みは、2回目の先生の時の痛みの感じで、院長先生は、噂通り、とっても採卵の腕が良くて、構えたり、気にしなかったら、気にならない程度の痛みでした。

むしろ、モニターの画面に映された採卵の様子の方が気になりました。

モニターに映った卵胞を見ていました。卵胞に針が刺さり、中の卵胞液が吸われていきます。

卵胞液を吸われた卵胞は、徐々にしぼんでいきました。

私の場合、採卵は、終わった後に休んでいた時の方が、少し痛む感じがありました。

終わった後、(あんなところに針を刺しているのに、なんで、こんなに痛くないの!?院長先生、凄すぎ!)と先生の腕に感動しました。

採卵自体は10分もかからなかったです。

無麻酔の場合採卵痛よりも器具挿入や膣洗浄の方が痛いこともある

体外受精で無麻酔で採卵というと採卵の痛みばかりが気になりますが、その前の段階の、膣に器具を入れたり、洗浄する方が痛いという人もいます。

採卵は、膣から針を入れて卵巣に刺します。そのため、膣を器具で固定し、初めに外陰部や膣内を消毒・洗浄されます。

採卵の痛みは、ほとんどなかったので、一瞬でしたが、そっちの方が痛かったです。

病院によっては、グリグリとしっかり洗浄するところもあって、とても痛かったりするそうです。

採卵後はリカバリールームで休む

処置が終了すると、最初いた控室に案内されて、看護師さんより「ガーゼを詰めているので、しばらくしたら声を掛けます。それまでは、横になっていてください。」と言われて、ベッドに横になって安静にしました。

横になるとき、間違ってナースコールのボタンに当たって慌てましたが、他の方の採卵中だったのか誰も来ませんでした。

迷惑を掛けなかったからよかったけど、ナースコール機能していないのでは?と思ってしまいました。

横になりながら、待合室で待っているであろう夫に、採卵が無事終了した旨のメールをしました。

採卵後、採精というスケージュールだったから、採精中だったかもしれませんね。

そんなことをしながら横になって、無事採卵が終わったことにホッとしていました。

看護師さんが来られて、ガーゼをトイレでとるように言われました。

ガーゼは、予想外に、結構な量が詰められていて、抜く感覚がなんとも、、、気持ち悪かったです。

ガーゼを見たら、少し出血していました。

ガーゼを抜いた後、ナプキンをして着替えを済ませ、その後、待合室で待ちました。

今回採卵できた卵の数は2個

リカバリールームを出て待合室に行くと、すでに診察開始時間になっていて、いつものように混みあっていました。

その後、診察室に呼ばれて、取れた卵の個数や出血が止まっているかの内診がありました。

また、培養士さんから、取れた卵の状態、精子の状態について説明がありました。

卵は2つ取れて、1つは、体外受精、1つは、顕微授精することになりました。

体外受精をされている方の話では、卵がたくさん採卵できたということ聞いたことがあったので、少ない数に大丈夫かなと若干不安でした。

採卵した卵は、分割胚まで培養した後、胚移植となりますが、卵が授精できたか、分割できたかを、指定された日に電話で問い合わせるように言われました。

卵の状態によって、移植日が決定となります。

もし、授精できなかったり、受精卵の分割が途中で止まってしまったら、そこで今周期が終わってしまいます。

卵がちゃんと授精し育って、またお腹の中に戻ってくることを祈りながら、電話確認である翌日を待ちました。