セルフシリンジ法は危険?自己人工授精の安全なやり方と注意点人工授精というと、不妊治療の一環として不妊治療クリニックで治療を受けるのが一般的ですよね。

ただ人工授精は1回2万円ほど治療費がかかることなど負担が大きいため、自力で人工授精を試みる方たちもいます。

自分たちで人工授精する方法をセルフシリンジ法といいます。

ここでは、セルフシリンジ法の安全なやり方についての解説と、気を付けたほうがいい点、注意点について書いてみたいと思います。

セルフシリンジ法の具体的なやり方

シリンジというのは注射器の筒のことなので、セルフシリンジ法とは自分たちで注射器の筒を使って人工授精するやり方になります。

セルフシリンジ法の具体的なやり方ですが、次のような流れになります。

  1. 使い捨ての注射器(シリンジ)を用意しておく
  2. 排卵日を予想しておく
  3. 排卵日の直前に精液を採取しておく
  4. 注射器を使用して採取した精液を膣内に注入する

ここまで見て、疑問に思われた方もいらっしゃると思います。

「注射器なんて使用せずに、普通にセックスすればいいんじゃないか。」

そう思われる方は、もちろんセルフシリンジ法ではなく、通常の性交で妊活で問題ないと思います。

セルフシリンジ法のメリット

セルフシリンジ法のメリットですが、

  • 妊娠しやすいタイミングで性交を持つ必要がない
  • セックスレスでも妊活可能
  • パートナーが勃起不全(ED)でも妊活可能
  • 夫婦仲が悪くても妊活可能

などが挙げられます。

つまり、妊娠しやすいタイミングでセックスすることなく妊活を行うことが出来るのがセルフシリンジ法のメリットということが出来るでしょう。

セルフシリンジ法のリスクとデメリット

逆にセルフシリンジ法のデメリットとしては、

  • 衛生面に問題があると感染症を引き起こす可能性
  • 自分たちでタイミングを計算するためズレが出る可能性
  • 自己流で膣内に異物を入れるため女性器を傷つける可能性

が考えられます。

こうした、セルフシリンジ法のメリットとデメリットを総合的に考えて、メリットの方が大きいと判断した場合に限り、セルフシリンジ法を検討すると良いでしょう。

病院でのシリンジ法のやり方

一方の病院でのシリンジ法ですが、これは病院で行う人工授精のことですね。

流れとしては

  1. 容器に採取した精子の提出
  2. 顕微鏡で良好運動精子の数を確認
  3. 遠心分離器にかけて精子の洗浄・濃縮を行う
  4. 妊娠しやすいタイミングで精子を子宮内に直接注入

このような順序ですすめられていくことになります。

病院で行うシリンジ法のメリット

また病院での人工授精の場合、一般的に人工授精後に排卵と黄体機能の確認を行うことになります。

そして確認の結果、黄体機能の低下が確認される場合は、黄体補充療法を行い着床率を高めるなどの処置も行われます。

完全に自分たちだけで行うセルフシリンジ法だと、このようなことを行うことが出来ませんので、こうした点は病院で人工授精を行うメリットと言えます。

病院で行うシリンジ法のデメリット

病院で行うシリンジ法のデメリットは費用が2万円程度かかるというぐらいで、セルフシリンジ法と比べて劣っている点は他には考えられません。

ただ毎月2万円出費するのが負担だという方もいらっしゃると思いますので、医師と相談の上、人工授精とセルフシリンジ法を交互に繰り返しても良いかもしれません。

セルフシリンジ法が向いている人