不妊治療のために、婦人科に通う女性は多い。

年齢別にみると、30代~40代前半が多くを占めるようだ。

高齢出産化している背景もあり、出産適齢期についての議論は日本ではタブー視されているが、一般的に「妊娠しやすい年齢は22歳ぐらい」と言われているのも事実。

要するに30代以降の女性は、出産しやすい時期を過ぎているため、婦人科で高いお金を出して不妊治療を受けているというわけである。

ではなぜ20代で結婚、出産しないのかというと、時代背景が大きく関係してくる。

キーワードは「ロスジェネ世代」「就職氷河期世代」の2つだ。

先行きの見えない景気と給料もらい過ぎの中高年の犠牲に

2018年現在、30代後半~40代前半の女性は、ロスジェネ世代、就職氷河期世代と一致し、もっとも不遇な社会人人生を送っている世代と言われている。

不景気で企業は新卒の採用を控え、志望レベルを下げて何とか入った会社も「年功序列制度」で中高年社員に払う高い給料のため疲弊してしまっており、真っ先にしわ寄せを受けるのがロスジェネ世代のサラリーマンだった。

だからこの世代は何とか生き残ろうと死に物狂いで自らのキャリアを磨いた頑張り屋さんが多い。

そのため、はっと気づくと、30代を過ぎていて、結婚もまだという男女があふれかえっていた。

決して、子供を産む気がなくて晩婚だったわけでなく、生きることに精一杯でがむしゃらに働いた結果、結婚適齢期を過ぎてしまったという女性が圧倒的に多いのだ。

バブル世代、逃げ切り世代との生涯賃金格差は1億以上とも

バブル世代、逃げ切り世代と揶揄されている40代後半、50代以降の人達の犠牲になった世代ともいえる。

「バブル世代」「逃げ切り世代」は、団塊世代を筆頭に、圧倒的な売り手市場の時に就活したので、学歴は低いのに、一流大手企業に入った人間が多い。

そして、「終身雇用」と「年功序列」に守られ、

バブル世代、逃げ切り世代との生涯賃金格差は1億以上とも言われている。